2013年5月7日火曜日

GPS首輪の装着

先月、4月10日に新たにGPS首輪をヒョウに装着しました。

以前もお話したように、ヒョウはとても人目を避ける動物なので、
漠然と、夜行性だと言われていますが、あまりその他のことがわかっていません。

GPS首輪を装着することで、単独性だと言われているヒョウが、
どのように他のヒョウと社会性を持っているのかなど、
いろいろなことがわかってくると予想しています。




首輪装着の手順は、麻酔をかけた後、
体重・体長の測定、首輪の装着、血液サンプル、皮膚サンプル、獣毛のサンプル採取、
写真の撮影などです。

体重測定


今回、首輪を装着したヒョウは若い雌のヒョウでした。
体の大きさ、体重からみて2歳前後だと思われます。





首輪装着後、捕まえた場所に戻します。あるいは捕まえた場所が国立公園の外だった場合は、
公園内で他のヒョウがあまりいない場所に再度放します。



目隠しをして、暗くしてやるとヒョウが落ち着くので、麻酔がよく効きます。

公園内のヒョウを放す場所に行き、ヒョウが目を覚ますまで観察します。
このとき、ライオンなど、ヒョウに危険をおよぼす動物がいないかなど、
周りに注意を払わなければなりません。

この、ヒョウはなかなか目を覚まさずドキドキしましたが、
約1時間後、少しふらふらしながらブッシュに消えて行きました。

とても青い目が印象的な美人さんだったので、
Samawati=スワヒリ語で青いという名前を付けました。

貴重なデータをありがとう!