以前もお話したように、ヒョウはとても人目を避ける動物なので、
漠然と、夜行性だと言われていますが、あまりその他のことがわかっていません。
GPS首輪を装着することで、単独性だと言われているヒョウが、
どのように他のヒョウと社会性を持っているのかなど、
いろいろなことがわかってくると予想しています。
首輪装着の手順は、麻酔をかけた後、
体重・体長の測定、首輪の装着、血液サンプル、皮膚サンプル、獣毛のサンプル採取、
写真の撮影などです。
体重測定 |
今回、首輪を装着したヒョウは若い雌のヒョウでした。
体の大きさ、体重からみて2歳前後だと思われます。
首輪装着後、捕まえた場所に戻します。あるいは捕まえた場所が国立公園の外だった場合は、
公園内で他のヒョウがあまりいない場所に再度放します。
目隠しをして、暗くしてやるとヒョウが落ち着くので、麻酔がよく効きます。
公園内のヒョウを放す場所に行き、ヒョウが目を覚ますまで観察します。
このとき、ライオンなど、ヒョウに危険をおよぼす動物がいないかなど、
周りに注意を払わなければなりません。
この、ヒョウはなかなか目を覚まさずドキドキしましたが、
約1時間後、少しふらふらしながらブッシュに消えて行きました。
とても青い目が印象的な美人さんだったので、
Samawati=スワヒリ語で青いという名前を付けました。
貴重なデータをありがとう!